美術館のこれまで
良寛の里美術館は、1991年(平成3年)、良寛が晩年を過ごした和島地域に開館しました。当時の和島村が、良寛の思想や文化を後世に伝えることを目的に、道の駅や周辺の文化施設とともに整備した地域振興事業の一環であり、「良寛の里」の中核施設として位置づけられてきました。
開館以来、良寛や貞心尼の書や和歌を中心に展示を行い、生誕や没後の節目には特別展や講演会を開催。市民が所蔵する資料を紹介する企画展や、地域の子どもたちの作品展示など、地域に根ざした活動も継続的に行われてきました。
2006年には和島村の長岡市への合併に伴い、美術館の管理も市へ移管されました。さらに2013年からは、地域のNPO法人が指定管理者として運営を担い、より地域に密着した企画や運営体制が整えられています。道の駅や周辺施設との連携も進み、美術館は地域をめぐる観光拠点の一部としての役割も果たすようになっています。
令和6年(2024年)からは、長岡市が「感謝系Vtuber 良寛さん」によるショート動画の配信を開始し、バーチャル空間での広報活動も始まりました。良寛をナビゲーターに据え、美術館のPRや地域の魅力発信を行う新しい試みとして注目されています。
開館から30年以上が経った現在も、良寛の里美術館は、郷土が生んだ偉人・良寛の世界を次の世代へ伝える拠点として、多くの来館者に穏やかな学びと発見の場を提供し続けています。