美術館について

良寛と貞心尼の出逢い

和島は、良寛が晩年を過ごした場所です。ここで良寛は、貞心尼という若い尼僧と出逢いました。良寛は七十歳、貞心尼は三十歳。年の離れたふたりは、和歌や手紙を通して交流を深め、最期まで師弟としての関係を大切にしました。

ふたりのやりとりは、貞心尼によって『蓮の露』という歌集にまとめられています。季節の風景や日々の気持ちを詠んだその内容からは、落ち着いた暮らしの様子や、互いを大切に思う姿が伝わってきます。

良寛の里美術館は、この出会いがあった和島に建てられました。展示室では、書や和歌を通じて良寛の考えや人柄に触れることができます。また、美術館の周辺には、ふたりの交流にまつわる史跡や自然が残り、ゆかりの地を歩いて感じることもできます。

この地で始まったふたりの関係は、長い間多くの方々に親しまれています。良寛の暮らしやこころを身近に感じるきっかけとして、まずは是非この場所を訪れてみてください。